作家 海野悠斗|人生・お金・健康・親子の物語

  • ― 多くの人が見落としている落とし穴 ―

    最近、「副業」という言葉をよく聞くようになりました。

    会社員でも副業をする時代になり、
    インターネットには

    「誰でも簡単に稼げる」
    「スマホだけで月10万円」

    そんな言葉があふれています。

    しかし実際には、副業で成功する人は多くありません。
    むしろ多くの人が、途中でやめてしまいます。

    ではなぜ、副業で失敗してしまうのでしょうか。

    長い人生の中で多くの人を見てきて、
    私はある共通点があることに気づきました。

    それが次の5つです。


    1 すぐに結果を求める

    副業で失敗する人の一番の特徴は、
    すぐに結果を求めることです。

    副業を始めると

    「1か月で稼げるはず」
    「すぐに収入になる」

    そう考えてしまいます。

    しかし現実は違います。

    どんな仕事でも、最初は学ぶ時間が必要です。
    すぐに結果が出る仕事は、ほとんどありません。

    それなのに結果を急ぎすぎると、
    「やっぱりダメだ」とすぐにやめてしまいます。


    2 楽して稼げると思っている

    副業の広告には

    「誰でも簡単」
    「作業は1日10分」

    そんな言葉が並びます。

    しかし、世の中に
    楽して稼げる仕事はほとんどありません。

    もし本当に簡単に稼げるなら、
    みんながすでにやっているはずです。

    それでも人は
    「自分だけはうまくいくかもしれない」
    と思ってしまいます。

    ここに、副業の罠があります。


    3 他人の成功だけを見ている

    SNSを見ると、

    「副業で月100万円」
    「会社を辞めました」

    そんな投稿をよく見かけます。

    しかし私たちは
    成功した人しか見ていません。

    その裏には、

    ・失敗した人
    ・途中でやめた人
    ・お金を失った人

    たくさんの人がいます。

    成功者の話だけを見てしまうと、
    現実が見えなくなります。


    4 自分に合う副業を考えていない

    副業にはさまざまな種類があります。

    ・物を売る仕事
    ・文章を書く仕事
    ・動画を作る仕事
    ・人に教える仕事

    しかし多くの人は
    流行している副業を選びます。

    本来は

    「自分に合うかどうか」

    これが一番大事です。

    合わない仕事は長く続きません。


    5 一人で悩んでしまう

    副業は一人で始めることが多いものです。

    うまくいかなくても
    相談できる人がいません。

    すると

    「自分には才能がない」
    「やっぱり無理だ」

    そう思い込んでしまいます。

    しかし本当は、
    少しやり方を変えるだけで
    うまくいくこともあります。


    副業で大切なこと

    副業は決して悪いものではありません。

    むしろ、これからの時代は
    副業を持つことが普通になるかもしれません。

    しかし忘れてはいけないことがあります。

    それは

    簡単に稼げる話には、必ず裏がある

    ということです。

    副業で大切なのは

    ・焦らないこと
    ・人と比べないこと
    ・続けること

    この3つです。

    副業とは
    「すぐに稼ぐ方法」ではなく

    ゆっくり積み上げる仕事

    なのかもしれません。

    海野悠斗の著書

    投資・詐欺・副業など、現代社会に潜む罠について書いた
    「金の罠シリーズ」全7巻

  • ― 長く生きて見えてきたこと ―

    人は若いころ、人生にははっきりとした成功の道があると思っています。

    努力すれば成功する。
    正しい判断をすれば失敗しない。
    人生は計画どおりに進む。

    しかし長く生きてみると、人生はそれほど単純ではないことが分かります。

    思い通りにいかないこと。
    予想もしなかった出来事。
    突然現れる人生の壁。

    人生には、自分の力だけではどうにもならないことが数多くあります。

    私自身も、これまでの人生で多くの失敗や遠回りを経験してきました。

    若いころは、失敗はできるだけ避けるべきものだと思っていました。

    しかし今振り返ると、人生で本当に役に立った経験は、成功よりもむしろ失敗の中にありました。

    失敗をすると、人は自分の弱さに気づきます。

    そしてその経験が、次の判断を少しだけ賢くしてくれます。

    もう一つ、長く生きて分かったことがあります。

    それは、人は誰でも欲望に弱いということです。

    楽して成功したい。
    他人よりも豊かになりたい。
    将来の不安をなくしたい。

    こうした気持ちは、誰の心の中にもあります。

    そしてその欲望が強くなったとき、人は判断を誤ることがあります。

    世の中には多くの「うまい話」がありますが、その多くは人の欲望を利用したものです。

    私は長い人生の中で、こうした出来事を何度も見てきました。

    人はお金に騙されるのではありません。

    自分自身の欲望に騙されるのです。

    この「欲望」と「金の罠」の関係については、
    拙著 「金の罠シリーズ」 でも詳しく書いています。

    人生を振り返ると、多くの出来事には意味があります。

    成功も失敗も、すべてがその人の人生を形づくっていきます。

    もしこの文章を読んでいる方が、今人生の壁にぶつかっているなら、それは決して無駄な経験ではありません。

    その経験が、いつか人生を理解するための大切な材料になるかもしれません。


    海野悠斗の著書

    社会や人生に潜む落とし穴について書いた
    「金の罠シリーズ」