作家 海野悠斗|人生・お金・健康・親子の物語

  • お金の話をしていると、よく聞く言葉があります。

    「もう少しだけやってみる」

    この「もう少し」という言葉が曲者で、
    人の判断を大きく変えてしまうことがあります。

    最初は小さな金額だったけれど。
    「試しにやってみよう」。最初は皆そう思って
    始めます、それは決して珍しくありません。

    けれど、少しうまくいくと人は思います。

    もう少し続けてみようかな。
    もう少し増えるかもしれないし。

    ここまでは、誰でも持っている感覚です。

    ところが、この「もう少し」が重なっていくと、
    いつの間にか引き返せないところまで進んでしまうことがあります。

    やめる理由よりも、
    続ける理由のほうが強くなるからです。

    うまくいっている間は、疑うことはありません。
    少しうまくいかなくなっても、
    「次で戻せる」と考えます。

    そして気づいたときには、
    最初に考えていた範囲を大きく越えてしまっていく。

    人は欲張りだから失敗するのではありません。
    少しだけ良くなりたい、
    もう少しだけ欲しい、
    その気持ちが積み重なることで、判断が変わっていくのです。

    だからこそ大切なのは、
    うまくいっているときほど立ち止まることです。

    少しだけ引いて見る。
    一度距離を置いてみる。
    それだけで見えるものが変わってきます。

    お金の問題は、特別な人だけに起きるものではありません。
    日常の中で、静かに形を変えながら近づいてきます。

    「もう少し」という言葉が頭に浮かんだとき、
    それは一度考える機会なのだと考えてみてはどうでしょうか。


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  • ― 5つの欲望が生み出す心の落とし穴 ―

    世の中には、なぜこれほど多くの「うまい話」があるのでしょうか。

    投資で簡単に儲かる話、
    誰でも成功できる副業、
    短期間でお金が増えるというビジネス。

    時代が変わっても、こうした話は決してなくなりません。
    そして残念なことに、それに引っかかる人も後を絶ちません。

    では、なぜ人は何度も同じような罠に落ちてしまうのでしょうか。

    私は長い人生の中で、その理由は
    人間の欲望にあると感じてきました。

    拙著「金の罠シリーズ」で扱っているテーマは、
    単なるお金の問題ではありません。

    「金の罠」とは、人間の欲望から生まれる心の弱さのことです。

    人は誰でも、お金を手に入れたいと思います。
    生活の不安をなくしたい、
    少しでも楽をしたい、
    他人より成功したい。

    こうした思いは決して悪いものではありません。
    しかし、この欲望が強くなると、人は冷静な判断を失います。

    そして、そのとき人は「金の罠」に落ちてしまうのです。

    私が考える、人が罠に落ちる原因は次の 5つの欲望です。


    人が「金の罠」に落ちる5つの欲望

    ① 楽して得をしたい

    人はできるだけ努力をせずに利益を得たいと思います。
    「簡単に稼げる」という言葉に惹かれるのは、この欲望があるからです。
    多くの詐欺や怪しいビジネスは、この心理を利用しています。


    ② 他人より成功したい

    周囲よりも成功したい、豊かになりたい。
    この競争心が強くなると、人は冷静さを失います。
    「自分だけは成功できる」と思い込んでしまうのです。


    ③ 損を取り戻したい

    一度失ったお金を取り戻したいという心理は非常に強いものです。
    しかし、この焦りこそがさらに大きな罠を招きます。
    投資の世界では、この心理が大きな損失を生む原因になります。


    ④ 周囲に認められたい

    人は誰でも、他人から認められたいと思います。
    成功している姿を見せたい、
    豊かな生活をしていると評価されたい。
    この気持ちが、無理な挑戦をさせてしまうことがあります。


    ⑤ 将来の不安から逃れたい

    老後の生活、将来のお金の不安。
    多くの人がこの問題を抱えています。
    その不安につけ込む形で、「確実に儲かる話」が近づいてくるのです。


    これらの欲望は、誰の心にも存在します。
    問題は欲望そのものではありません。

    問題は、
    欲望に支配されたとき、人は判断を誤るということです。

    人はお金に騙されるのではありません。
    自分自身の欲望に騙されるのです。

    現代社会には、
    投資の罠、詐欺の罠、副業の罠など、
    さまざまな形の「金の罠」が存在します。

    しかし、その根本にあるものは
    人間の欲望です。

    この「5つの欲望」と現代社会に潜む罠については、
    拙著 「金の罠シリーズ」 で詳しく解説しています。

    もし興味があれば、ぜひそちらも読んでみてください。

    海野悠斗の著書